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愚痴とか吐きだし 感情のごみ溜め

昔の話

私は昔から割と自己中で、自分が特別じゃないものに対して訳の分からない憤りを感じるタイプであった。

小学生の頃、硬筆の時間に配られた柔らかい下敷きがあって、それは出席番号順に配られたのだが、私の後ろから色が違っていた。

無性にそれが羨ましくて悔しくて、後ろの席の子が丁度色が違う下敷きを貰った子で、あろう事かその子が席を外した隙に落書きをしてしまったのである。勿論帰ってきたその子に咎められ、自分のと間違えたという言い訳をした。

あと、人の悪口が大好きでよく友人たちと言いあって楽しんでいた。

しかし、人一倍敏感であり、自分が居ない間にコソコソ陰口を言われていた事を悟ると、途端に話す事が出来なくなってしまった。

人と話せない。小学四年生の事である。

自分から輪に入れない私は常に怯えていた。陰口を言われていた事がものすごくショックで仕方がなかった。そのうち誰も自分と話さなくなり、誰も輪に入れなくなり、孤立してしまったのである。

当時は本当に辛く、たまにある弁当の日は特に苦痛で、一人で食べていた。こんな私にも弁当を作ってくれる母が不憫で、ごめんなさいと思っていた。

心配した母は学校の先生に連絡した。先生は私を気遣って2人きりで話を聞いてくれたりした。しかしそれもまた原因で、先生は贔屓をしてると言われ始めた。新人の女の先生で大変だっただろうなと思う。

でもその先生はちゃんと学級会を開いてくれて、そこから1人の女の子が話しかけてくれるようになった。味方が居るのは本当に力強くて、そこから元気になっていく。

そして、考えたのだ。別に一人で居ても死なないじゃん、と。

それまではトイレに行くにも友達を誘ったりしていたが、しなくなった。別に悪口言われても死なないじゃん、そう思う事にしたら強くなれた気がした。

しかし同時に人を信じる事が出来なくなった。

未だに親しい友人がいないのも結婚出来ないのもそんな事が理由。

人は裏切るから親しくしないでおこう、これが根本にある。

子供の頃に負った心の傷だと思っている。